小倉彩愛が自己最高タイ3位浮上 同郷の先輩・渋野日向子は「今、どう考えてゴルフしているのか気になる」


2番、ティーショットを放つ小倉彩愛(カメラ・豊田 秀一)

2番、ティーショットを放つ小倉彩愛(カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー ▽KKT杯バンテリンレディス 第2日(16日、熊本・熊本空港CC=6499ヤード、パー72)

 今季からツアー本格参戦1季目の小倉彩愛(さえ、明治安田生命)が6位で出て、6バーディー、4ボギーの70で回り、通算5アンダーで3打差の3位に浮上した。アマチュア時代に出場した17年の日本女子オープン最終日に並ぶ自己最高順位となった。

 最終日の逆転へ流れを作った。1つスコアを下げて迎えた16番パー3。7アイアンで放った第1打がピンそば70センチへ。バーディーでスコアを戻すと、17番、18番も連続バーディーで晴れやかな表情で終えた。「ショットの感触は良かったけど、難しいコースなのでスコアにつながらなかった。それでもパッティングのリズムが崩れなかった。(上がり3ホールは)明日につながりそう」と笑顔を見せた。

 ツアーで7勝を挙げる古江彩佳、同4勝の西村優菜らがいる00年生まれ“ミレニアム世代”の一人だ。先に優勝し、米女子ツアーで戦う古江については「ニュースはチェックしています。古江選手はゴルフに対する姿勢もそうだし、経験があるので、勉強しています」と謙虚に話す。地元・岡山の先輩にあたる渋野日向子は「ジュニア時代に一緒に戦ってきた。今、どういう風に考えてゴルフをしているのか気になります」と同様に刺激を受ける。自身は、まずは国内での活躍が目標だが、いつかは海を渡る日が来るかもしれない。

 ツアー本格参戦1季目の今季は「初優勝とシード権獲得」を目標に戦う。首位とは3打差の好位置につけて早速、初優勝のチャンスだ。「1試合、1試合が、自分のプラスになるように頑張りたい。いい位置で回るのが久しぶりなので、自分はどうなるのかな…」と優勝争いに胸を躍らせていた。

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