植竹希望がツアー初優勝 壮絶なプレーオフ6ホール目で制す 吉田優利ら3人が2位


2番、ティーショットを放つ植竹希望

2番、ティーショットを放つ植竹希望

◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス 最終日(17日、熊本・熊本空港CC=6499ヤード、パー72)

 4人によるプレーオフ(PO)を植竹希望が制し、ツアー初優勝を飾った。1998年度生まれ「黄金世代」で10人目のツアー優勝を達成した。71で回り、通算8アンダーで吉田優利、小倉彩愛(さえ)、西村優菜とともに並んでいた。

 18番パー5で行われたプレーオフでは1ホール目に植竹、吉田、小倉の3人がバーディー。西村が脱落となった。2ホール目に植竹と吉田がバーディーで、小倉が脱落した。植竹と吉田の2人に絞られた3ホール目はともにバーディー、4ホール目、5ホール目はともにパーとした。迎えた6ホール目、パーであがった吉田に対し、植竹がバーディーパットを沈め、決着した。

 68の小祝さくらが1打差の7アンダー5位に入った。前週優勝の上田桃子は1アンダーの20位で終えた。

 ◆植竹 希望(うえたけ・のぞみ)1998年7月29日、東京・葛飾区生まれ。23歳。4歳からゴルフを始める。関東大会などで活躍し、中3時(14歳)の13年スタジオアリス女子オープンで最終日最終組でプレー。東京・日出高卒業後の17年プロテストに一発合格。20年下部ツアーで1勝。昨季約5983万円を稼ぎ、賞金ランク33位で初シード獲得。今季は明治安田生命レディスで2位。趣味は絵を描くこと。170センチ。

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