プロアマ日の有観客化など選手会の新施策を初実施 谷原選手会長は「今回がスタート。認知されていけばいい」


谷原秀人

谷原秀人

◆日本男子プロゴルフツアー ISPSハンダ欧州・日本トーナメント プロアマ日(20日、茨城・石岡GC=7071ヤード、パー71)

 1月に就任した、欧米ツアーに参戦経験を持つ通算16勝の谷原秀人・新選手会長(国際スポーツ振興協会)が発案した「練習日とプロアマ日の有観客化」と「託児所の設置」などの新施策を、今季の国内男子ツアーとしては初めて実施した。時折、雨の降る中で行われたこの日のプロアマ戦には、129人のギャラリーが来場した。

 打球事故防止の観点から立ち入り可能な範囲は1番、9番、10番、18番や練習場などに制限されたが、選手のプレーや練習ぶりに熱視線を送るギャラリーの姿も見られた。大会主催者契約のホストプロでもある谷原選手会長は「今回がスタート。まだそこまで知られていないと思うので、他の大会にも声をかけて、認知されていけばいいですね」と感謝した。

 米ツアーに本格参戦し、選手会長経験者でもある石川遼(カシオ)も新施策に賛同の声をあげた。「地域のお祭りっぽく盛り上がるのが、ゴルフトーナメントとしては最高だと思う。プロがどんな練習器具を使っているのかがわかるし、誰が仲良くて一緒に練習ラウンドをしているかも知れる。ギャラリーの方が楽しいのが一番だと思う。アメリカ(男子)ツアーでは、ライブと共存している大会もあるので。大賛成です。全試合でやって欲しいくらい。安心、安全に楽しんでもらえたら」と、うなずいた。

 前週から、練習日にはABEMAでのライブ動画配信のファンサービスも始まっている。「何事も実績が必要なのでいいと思いますね。今年やってみてどうか。男子プロは練習日の方が確実にリラックスしているし、怖くないというのも分かっていただけると思いますよ」と笑った。

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