昨季賞金女王も先週予選落ちの稲見萌寧が巻き返しへ「強い気持ちで連覇に臨みたい」


稲見萌寧

稲見萌寧

 女子プロゴルフツアーのフジサンケイレディスは22日から3日間、静岡・川奈ホテルGC富士C(6447ヤード、パー71)で開催される。昨季の賞金女王で前年覇者の稲見萌寧(Rakuten)は21日、連覇に向けて意欲を示した。

 稲見は、コロナ禍のため統合された2020―21年は2億5519万2049円を稼ぎ、賞金女王に輝いたが、今季ここまで7戦で、先週のKKT杯バンテリンレディスを含めて予選落ち2回など賞金ランク18位にとどまっている。「ものすごく調子が悪いというわけではない」と話すが、もちろん、満足していない。

 本来の力を取り戻すため、今週からドライバーのシャフトをチェンジした。「2019年から昨年まで使っていたシャフトに戻しました。今年は左に曲げて致命的なミスをすることもあったので」と説明した。

 昨年はフジサンケイレディスまでの8試合で4勝。驚異の優勝確率5割を誇った。しかし「今年は予選通過を意識してしまうこともあります」と明かす。「今週から、もう一度、考え直します。まだ、(同じ大会を)連覇したことがない。今週は強い気持ちで挑みたい」ときっぱり話した。東京五輪銀メダリストの賞金女王が、いよいよ、巻き返しを図る。

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