昨年3位、原英莉花は師匠と初ラウンドしたコースで復調目指す「いい結果を残したい」


原英莉花

原英莉花

◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン プロアマ(28日、千葉・浜野GC=6660ヤード、パー72)

 ツアー通算4勝の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)がプロアマ戦後、「ここ(浜野GC)はプロになる前に初めてジャンボさん(尾崎将司)とラウンドさせてもらったコースなので、いい結果を残したい」と意気込みを語った。

 師匠とは自身が高校卒業後に回ったそうで「このピンの時にここを狙っていたのかとか、今(の自分が)攻められていないというのが見えてきたりした。気持ちの面で前にいけてない自分がいる」と現状を見つめた。今季は6戦に出場し、21位(2回)が最高と、ポイントランクで53位とまだまだ波に乗り切れていない。

 「オフに(腰に不安を抱え)なかなか打ち込みができなかった。スピードを出すことに怖さがあったけど、だんだんいい方向に向かっている。感覚がマッチしてくればいい」と自らに言い聞かせるように話した。

 自信や気持ちの面では「山上りからいきなりバンジージャンプのように、自分の気持ちがこうなって(揺れている)。勝ちたい気持ちはあるけど、自分の心の奥に何かがいる。(心の声で)『できんの?』みたいに邪魔してくる」と分析しながら、「全集中して、ここって思ったところでビシっと決められたらゴルフも一歩成長できる。勝負をあきらめずに一打一打(全力で)やった先にいいプレーが見えてくる。めげずに頑張りたい」と言葉に力を込めた。

 昨年大会では「懐かしい」というプロ初のホールインワンを決めるなど、優勝争いの末、3位。腰痛を抱えていた昨春と比較し「腰の状態はだいぶいい。自分のベストを尽くしたい」と、浮上のきっかけを必死につかみに行く。

最新のカテゴリー記事