ママさん選手のメジャー優勝へ 2アンダーの横峯さくら「こどもの日にいいプレーができてよかった」


8番ティーショットを放つ横峯さくら(カメラ・今西 淳)

8番ティーショットを放つ横峯さくら(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(5日、茨城・茨城GC西C=6680ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 ツアー通算23勝で元賞金女王の横峯さくら(エプソン)が1イーグル、1バーディー、1ボギーの2アンダー、70で暫定7位と好発進した。8年ぶりに米女子ツアーから国内復帰した実力者は2014年11月の大王製紙エリエールレディス以来のツアー優勝&自身メジャー3勝目を目指す。

 横峯は10番パー4、残り109ヤードからの第2打を48度ウェッジで約2メートル手前に着弾させ、そのままカップインさせるイーグルを奪った。「あっ、いいショットだなって思って、ボールが消えたのは見えたけど、入ったとは思わなかった。ギャラリーさんが『入ったよー』と言ってくれてうれしかった。このメジャーをアンダーパーで回ることができてよかった」と柔和な表情で振り返った。

 昨年2月4日に第1子となる長男が誕生した。今週は3月末からの米国遠征に続き、「(国内ツアーでは)初めて(家に)置いてきている」。夫でキャディーの森川陽太郎さんの両親に面倒をみてもらっているといい、「すごくいい意味で自分の時間をゴルフの方に(専念)できる」と感謝した。

 こどもの日(5日)に好ラウンドを見せ「すっかり、こどもの日というのを忘れるくらい(ゴルフで)いっぱいいっぱいだった。でもこどもの日にいいプレーができてよかった」と笑顔を見せた。

 目標は一貫して「ママとして優勝」を掲げる。過去、出産後にツアー優勝した日本人選手は昨年のGMO&サマンサ・カップの若林舞衣子ら6人(88年ツアー制施行後、参考記録)。ママさん選手のメジャーVへ「いいスタートが切れたので明日も頑張ります」と力を込めた。

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