◆日本女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(7日、茨城GC西C=6680ヤード、パー72、報知新聞社後援)
断続的に雨が降る中、久光製薬と契約するに日米通算24勝で2017年限りで引退した宮里藍さんが大会会場内で、イベントに参加した。抽選で選ばれた60人との記念撮影会と直筆サイン入り色紙をプレゼントした。「引退して5年目ですけど、まだ写真撮影の抽選に来て下さるのにすごいありがたいと思いますし、有観客がこの大会自体も3年ぶりですので、すごいうれしかったですね。選手にとってもいいことだし、メジャー大会の雰囲気、重みもグッと出るので、とにかくうれしい気持ちでいっぱいです」と宮里さんは大会を通じてコメントした。
また、つくばみらい市立伊奈東中ゴルフ部の1、2年生計11人が参加して交流トークイベントを行った。大会側は地域貢献を目指しており、ジュニア育成に力をいれる宮里が協力する形で実現した。出産後初めてツアー会場でのイベントに参加した宮里さんは「本当に、ゴルフを楽しんでもらいたい気持ちが一番なので。そこをメーンに部活を楽しんでもらいたいです」とエールを送った。今大会の優勝争いについては「最後まで誰がコースを攻めきるのか、すごく注目したいなと思います」とコメントした。
近年の国内女子ツアーは、1998年度生まれの「黄金世代」、2000年度生まれの「ミレニアム世代」、2001年度生まれの「21世紀世代」と若手が台頭している。2003年9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで優勝し、史上初の高校生プロとなった宮里さんは「良いと思います。20代で考えると物すごく層の厚いツアーになっているので。すごく魅力的ですし、ツアーとしてもある意味入れ替えが激しいところでファンの人も魅了される部分があるんじゃないかと思うので、ツアーの状況としてはすごくいい状態にあると個人的には思っています。ただ、若くして駆け足で成功すると、これから先どういう選手になってくるかとビジョンも必要になってくると思うので、その辺はそれぞれの選手がどういう風にこれから、自分を高めていくのかというのは個人的にも興味があります」と語っていた。