安田祐香「最後に台無しにしないように」6差2位で最終日へ


2番、バーディーを決めて、笑顔を見せる安田祐香(カメラ・小林 泰斗)

2番、バーディーを決めて、笑顔を見せる安田祐香(カメラ・小林 泰斗)

◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(7日、茨城・茨城GC西C=6680ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 ツアー初優勝を目指す安田祐香(NEC)が3位で出て、5バーディー、3ボギーの70で回り、通算5アンダーで6打差の2位に浮上した。ツアー1勝で、1歳下の山下美夢有(加賀電子)が6バーディー、1ボギーの67と伸ばし、11アンダーでメジャー初制覇に王手を掛けた。

 安田は序盤、流れに乗った。1番パー4でフェアウェーから残り99ヤードの第2打をピン手前30センチにピタリとつけてバーディーを奪うと、好ショットを連発し3連続バーディーで伸ばした。「いけると思いました」。だが、雨が強まった9番、10番でショットでミスが出て連続ボギー。難関ホールの15番でボギーの後、16番をバーディーで取り戻した。「出だしからいいスタートを切れたけど、途中でティーショットが左にいって思うようなショットが打てなかった」と振り返った。

 同じ最終組で67と伸ばした山下とは、ともに関西出身でジュニア時代から共闘した間柄だ。「試合で一緒に戦ったり、地区強化選手として一緒に合宿もしていた。すごく仲がいい子なので、今日は回りやすかったです。すごいなと思うショットがたくさんあったので、自分も負けないようなショットを打ちたいなと思っていました」と刺激を受けながら回った。

 最終日は6打差を追ってメジャーでのツアー初優勝に挑む。「ボギーが出る」と感じる難コースでプレーすることを踏まえ、「8打差は圏内」と見据えた。2週前のフジサンケイレディスで最終日の終盤2ホールでスコアを落として3位だった。「もちろん優勝はしたいけど、3日間いいプレーができている。最後に台無しにしないように頑張りたい」と自身のプレーに集中し、初の頂点に挑む。

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