山下美夢有「メジャーは誇る試合」世代初のタイトルへ 後続と6打差も「集中」


18番をパーセーブし笑顔を見せる山下美夢有。今大会は新しいパターを使用している(カメラ・今西 淳)

18番をパーセーブし笑顔を見せる山下美夢有。今大会は新しいパターを使用している(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー ▽今季メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(7日、茨城・茨城GC西C=6680ヤード、パー72)

 昨年4月以来のツアー優勝を狙う山下美夢有が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算11アンダーで後続に6打差をつけて単独首位をキープし、メジャー初制覇に王手を掛けた。「(64をマークした)初日は100点…今日は90点ですね。ショットがすごく良くて、バーディーチャンスも多かった。それにパットも入ってくれました」と満足げに語った。

 最終組でスタートし、同組の1歳上の安田祐香が1番から3連続バーディーで伸ばした。それを見た山下は、負けじと2番で3メートルにつけるショットでバーディーを奪い、4番まで3連続バーディーを重ねた。「私もいい流れがつくれた」

 難関ホールの18番パー4では緊張した面持ちで放った第1打を左ラフに曲げたが、ピンまで195ヤードの第2打は左足下がりの難しい状況から「今日イチ」のショットでグリーンに乗せて大きな拍手を浴び、パーで切り抜けた。「昨日よりも今日はたくさんのギャラリーさんが見て下さっていて。緊張はするけど、そんな中で楽しみながらプレーできているのはすごくありがたいことだと思います」と笑顔を見せた。

 最終日は後続に「6打差」をつけて、2001年度生まれ「21世紀世代」で誰も成し遂げていないメジャー初タイトルに挑む。「メジャーというのは誇る試合。最終日は緊張しながら回ると思うけど、何があるか分からない。自分のプレーに集中して、落ち着いてプレーできたら」と気を引き締めた。両親が見守る前で「母の日」の最終日に最高のプレーを見せる。

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