◆男子プロゴルフツアー アジアパシフィックオープンダイヤモンドカップ 第2日(13日、茨城・大洗GC=7163ヤード、パー70)
34位からスタートした石川遼(カシオ)が3バーディー、ボギーなしの67で回り、通算3アンダーにスコアを伸ばした。石川がホールアウトした時点で、首位と5打差の7位に急浮上した。前戦の中日クラウンズ(4月28~5月1日)で今季自己最高の7位となり、復調気配の石川は、雨が降る中、日本屈指の難関林間コースの大洗GCでも健闘。「あと2つくらい決められるバーディーチャンスがあった。でも、2つくらいボギーが出てもしようがないホールもありました。あまり多くを求めずにいきたい」と冷静に18ホールを振り返った。
石川は2019年の日本シリーズJTカップ以来、3年ぶり18度目の優勝を狙える位置で決勝ラウンドを戦う。「優勝争いを目指して、やっていきます」と静かに話した。
首位スタートの大西魁斗(ZOZO)が5バーディー、2ボギーの67でホールアウトし、通算8アンダーで首位をキープ。前年大会覇者の星野陸也(興和)、前週大会優勝の稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)らが2打差の2位。
第1日に首位と2打差の6位と好スタートを切った54歳の大ベテラン谷口徹(フリー)は16ホールを消化して、スコアを四つ落として、通算1オーバーの35位に後退している。