諸見里しのぶさん、畑岡奈紗は難易度高いコースで4バーディー…次のメジャーでかみ合えばスコアにつながる


畑岡奈紗

畑岡奈紗

◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米女子オープン 最終日(5日、米ノースカロライナ州パインニードルズGC=6638ヤード、パー71)

 31位から出た畑岡奈紗(23)=アビームコンサルティング=は4バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの74で通算5オーバーの28位で終えた。昨年2位と健闘した大会で悔しい結果となったが、残り3つのメジャーで雪辱を期す。小祝さくら(24)=ニトリ=が73で回り3オーバー20位で日本勢最上位。ミンジ・リー(オーストラリア)が13アンダーでメジャー2勝目を挙げた。

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 最終日はアンダーパーが2人だけと、難易度が非常に高いセッティングでした。畑岡選手は4つのバーディーを取れていましたが、10、17番をダブルボギーとするなど後半で流れに乗れなかった。今大会はスイングでトップの位置が低くなり、クラブがあおり気味に入ることを気にしていました。4日間を通して意識しながら難コースと向き合うのは苦しかったと思います。

 その中でも12番ではショットでピン30センチにピタッとつけ、パッティングは4日間、リズムよく打てていました。ラウンド後、既に次のメジャーへのプランを立てて、切り替えていたのはさすが。かみ合えば、次はスコアにつながると感じました。

 大会は昨年とは別もので、フェアウェーは硬く、グリーンは起伏があったコース。日本になかなか見られない形状で、総合力が求められました。その中で(予選落ちした)笹生選手や渋野(日向子)選手は初日からティーショットがうまくいかない様子で、ミスにつながった印象でした。(女子プロゴルファー・諸見里しのぶ)

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