◆米男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米オープン 公式練習日(14日、米マサチューセッツ州ザ・カントリークラブ=7264ヤード、パー70)
昨年4月のマスターズ王者・松山英樹(LEXUS)は14日、大会会場内でラウンドはせずに練習で汗を流した。「初日から上位争いをしないと。出遅れないように」と好発進をメジャー2勝目へのカギに挙げた。
ショット、パット、アプローチにそれぞれにじっくりと時間を割き、納得のいくまで調整した。2週前のツアーでは、クラブの規則違反で第1ラウンド途中で失格。前週はツアーには出ずに、自宅のあるフロリダ州内で今大会に向けて調整を積んできた。今季悩まされてきた首痛については「今はない。しっかりと練習できた。良い状態だと信じている」と語った。
今大会の会場は米国屈指の歴史あるコースだ。1988年以来3度目の全米オープン開催となる。グリーンが小さい。松山は「グリーンは傾斜もきついから、それに対してどれだけショットを打っていけるか」と世界屈指の精度を誇るアイアンショットを軸に組み立てるゲームプランを思い描く。
例年ラフが深く、フェアウェーが狭い「世界一難しいメジャー」の愛称を持つ大会だ。日本のエースは初出場の13年に10位。17年に日本人大会最高に並ぶ2位に入るなど、過去9度出場で予選落ち1度と実績を残してきた。
16日の第1ラウンドは、2011年大会王者のロリー・マキロイ(英国)、東京五輪金メダルのザンダー・シャウフェレ(米国)と同組で午前7時40分(日本時間午後8時40分)に10番からティーオフする。