◆米男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米オープン 第3日(18日、米マサチューセッツ州ザ・カントリークラブ=7254ヤード、パー70)
第3ラウンド(R)が行われ、5打差の24位から出た松山英樹(LEXUS)はバーディーなしで、2ボギーの72で回り、通算2オーバーでホールアウト。ホールアウト時で首位と6打差の暫定20位につけている。
日本人初のメジャー2勝目を目指し、日本勢でただ一人決勝Rに挑んだ。強い風が吹く中、1番パー4は第2打でグリーンに届かず、パーでスタート。314ヤードの5番パー4では1オンを狙ったが、グリーン左のラフに外し、2打目はバンカーに入った。約2メートルのパーパットを決めきれずボギー。続く6番パー3では第1打をグリーン手前にこぼし、連続ボギーでスコアを落とした。前半9ホールはバーディーなしで、2ボギーの通算2オーバー、26位で折り返した。
後半も風が吹き荒れ、10番パー4で第1打を右に曲げて、深いラフからの第2打はグリーン左奥のラフへ。ピンまで28ヤードのアプローチは寄せられなかったが、約10メートルのパットをカップの真ん中からねじ込み、パーセーブ。観客から歓声があがった。11番はピン右手前約5メートルのバーディー好機につけたが、フックラインのパットはわずかにカップの右に外れパー。18番パー4はフェアウェーからの第2打でピン右約8メートルへ。バーディーパットはカップの右に抜け、後半の9ホールはいずれもパーとなった。
ホールアウト後はスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」のインタビューに答えた。以下、一問一答。
―第3ラウンドを振り返って。
「風が強かったですけど、やっぱりバーディーが取れないというのは苦しかったですね」
―10番で長いパットを決めるパーセーブの際は声援もあったが、どんな気持ちで回っていたか。
「やっぱああいう10番みたいなパットが入ると、流れも良くなるはずなんですけど…なかなか思うようにはいかなかったですけど、声援があって良かったなと思います」
―最終日に向けて。
「気温も今日からまた5度くらい下がると思うので、いい準備ができるように頑張りたいと思います」
強い不規則の風が吹く中、全体的にスコアは伸びていない状況となっている。現時点で昨年のマスターズ2位のウィル・ザラトリス(米国)が17ホールを終えて、4アンダーで暫定首位。4月のマスターズを制した世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)と大会連覇を狙う、同2位のジョン・ラーム(スペイン)が3アンダーで1打差の暫定2位に並んでいる。