大嶋港、プロになった2人の兄が果たせなかった世界一奪取誓う「団体も個人も優勝」


5大会ぶり5度目の優勝を狙う大嶋港(大会提供)

5大会ぶり5度目の優勝を狙う大嶋港(大会提供)

 2022トヨタジュニアゴルフワールドカップ(報知新聞社後援)が22日から3日間、三重・白山ヴィレッジGCで行われる。3年ぶり28回目を迎える今年は、13か国(男子7、女子6)のジュニア代表が世界一を競う。5大会ぶり5度目の優勝を狙う男子は、大嶋港(17)=関西高2年=がプロへと進んだ2人の兄が果たせなかった世界一奪取を誓った。

 開幕を翌日に控えた大嶋が、胸を高鳴らせた。「すごく楽しみ。英語はしゃべれないけど、積極的に話しかけたい」。日本勢では松山英樹や金谷拓実、海外勢にはS・シェフラー(米国)、J・ラーム(スペイン)ら世界の現トップ5も輩出する“登竜門”で、同世代の世界のライバルらとのバトルと交流を心待ちにした。

 燃える理由は他にもある。出身地・岡山では有名な“大嶋4兄弟”の末っ子。プロ転向した長男・炎(24)と三男・宝(19)も、この大会に出場したが優勝を逃した。「『頑張れよ』と言われた。お兄ちゃんたちもしていないので、団体でも個人でも優勝できるように頑張りたい」。小学生時代から各年代での全国制覇経験を誇る男が、兄らの“雪辱”を果たし頂点に立つ。

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