体調不良の渋野日向子が第3Rスタート前にプロ初の棄権 全米女子プロ選手権


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 第3日(25日、米メリーランド州コングレッショナルCC=6894ヤード、パー72)

 2019年AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(サントリー)が、第3ラウンドスタート前に棄権した。今大会初日から「体調不良」を訴え、ラウンド中も氷のうを首周辺や頭に当ててプレー。代名詞の明るい笑顔もほとんど見られず、予選ラウンド2日間とも、ホールアウト後は取材対応もできない状態だった。渋野の棄権は日米ツアーを合わせて初めて。

 この日朝、午前10時6分のスタートに合わせてコース入り。キャディーとマネジャーとともに、練習場でショットを放つ姿が見られていた。ところがその途中で、渋野はしんどそうな表情でマネジャーに対して首を振った。氷のうを額にあてて、厳しい表情で練習場を重い足取りで出て行った。

 第1ラウンドは3バーディー、3ボギーの72で首位と8打差の15位と好発進。第2ラウンドは3バーディー、6ボギーの75で回り、通算3オーバーの54位で、3年連続の決勝ラウンド進出を決めていた。

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