畑岡選手は距離感、方向性が求められるコースを見事に攻めた…諸見里しのぶさん


◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第4戦 エビアン選手権 第2日(22日、フランス・エビアンリゾートGC=6527ヤード、パー71)

 27位から出た畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は7バーディー、1ダブルボギーの66で、通算7アンダーに伸ばし、72の古江彩佳(富士通)と並び、日本勢最上位の11位で決勝ラウンドに進んだ。ブルック・ヘンダーソン(カナダ)が64で、14アンダーの単独首位に立った。

 日本ツアー通算9勝の諸見里しのぶさんが畑岡のプレーを解説した。

 畑岡選手の第2Rは傾斜を使ってピンに寄せるショットの技術、持ち味を生かしたラウンドでした。2番で20メートルを決める圧巻のパットを含む開始3連続バーディーから、その後も完璧に近いショット力、コースマネジメントを見せてくれました。13番のダブルボギー後、14番で手前から、グリーン周りのアプローチの高い技術を発揮してパーセーブ。16番のバーディーにつながりました。

 6月までは、まだラウンド中も今年改造中のスイングのことを意識しながらのプレーでしたが、目指しているスイングができ始めてきている印象です。高低差があり、傾斜地から距離感と方向性を求められるコースを見事に攻め、ショットの精度も高かったと思います。「まだラウンド中も(スイングを)意識することはある」とコメントしていましたが、その中でもこうして成績を出すことで自信になります。今後への手応えをつかむ大きなラウンドになったように思います。(女子プロゴルファー)

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