渋野日向子が強風の中66、5差2位浮上「自信を持って最後まで振り切れた」


◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 第3日(6日、英国・ミュアフィールド・リンクス=6659ヤード、パー71)

 7位から出た19年大会覇者の渋野日向子(サントリー)は6バーディー、1ボギーの66で回り、通算9アンダーで首位と5打差の2位で最終日へ向かう。

 強風で行われた第3ラウンドは3番で1・5メートルを決めて初バーディー。5番パー5で第2打をバンカーに入れてボギーとしたが、7番パー3では6アイアンの第1打を4メートルに運んでバーディーを奪った。

 後半は10番で1・5メートル、11番で2メートルとともに技ありショットでチャンスにつけて連続バーディー。2日連続でボギーとしていた14番は2・5メートルを沈めてバーディーを奪い、17番パー5も2オン2パットで着実に伸ばした。

 66のラウンド後、渋野はWOWOWのインタビューで「今日は風との闘いになると思っていた。出だしからショットの距離を合わせることができていたので、今日は大丈夫かなと思いながら回っていた。ここまで良いスコアで回れるとは思っていなくて、今は本当にうれしい」と声を弾ませた。

 より風が強くなった後半に4バーディーを奪い、「後半はよく頑張ったかなと思う。後半のノーボギーはうれしい。これだけ風が吹いていると、そのことだけしか考えられない分、良かったのかなと思う。昨日の方が風がなかったので、風があった方が得意なのかなと思ってしまうくらい。でも、本当に自信を持って最後まで振り切れたのは良かった。(風と友達に?)今日はなれたんじゃないかな」と振り返った。

 メジャー2勝目がかかる最終日へ「あがった時点で5打差。風が吹くとまだまだ何があるか分からない。その位置でプレーできるのは久しぶりなので、楽しみながら悔いが残らないように頑張りたい」と力を込めた。

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