北海道meijiカップ最終日にエスコートキッズとともに１番へと入場した岩井千怜（カメラ・榎本 友一）
◆女子プロゴルフツアー 北海道ｍｅｉｊｉカップ 最終日（７日、札幌国際ＣＣ島松Ｃ＝６５５７ヤード、パー７２）
夏の北の大地で岩井ツインズが躍動した。姉・岩井明愛（あきえ）は４バーディー、ボギーなしの６８で通算６アンダーの自己最高の５位に入った。３日間強風の中での好成績に「難しく考えることなく、楽に考えるようにしていました」と持ち前の飛距離とショットの精度でスコアをまとめて見せた。ツアー初となる姉妹そろって同一年のシード獲得への期待もあるが「シード獲得に向けて１試合、１試合頑張るだけです。妹とも優勝争いできたらいいですね」と冷静に足元を見つめた。
妹・千怜（ちさと）も４バーディー、３ボギーの７１で４アンダーの９位となった。首位と２打差の６位から逆転での初優勝を目指したが、伸ばしきれなかった。「もったいないボギーが目立ちましたね。（８番の）３パットだったり。ちょっと不完全燃焼というか。大事なパットをいつもと同じように打てるようにしたいですね」と苦笑い。それでも、今季２度目の双子そろってのトップ１０入りに「いつかは姉妹で優勝争いができると思います」と２０歳は目を輝かせながら、うなずいた。