本来の攻めのゴルフが見られた渋野選手、後半戦で優勝を期待…諸見里しのぶさん


◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 最終日(7日、英国・ミュアフィールド・リンクス=6659ヤード、パー71)

 3年ぶり大会制覇を狙った渋野日向子(サントリー)は5打差の2位から出て、1イーグル、3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの71で、通算9アンダーで1打差の3位だった。日本ツアー通算9勝の諸見里しのぶさんが、渋野の今大会の活躍ぶりを振り返った。

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 渋野選手は4月下旬以降、苦しい時間が長く続きました。その中で今週、少しのきっかけで手応えをつかんだ時の爆発力、それをメジャーの舞台でやり抜く勇気、精神力の強さを見せてくれたと思います。最終日も強風の難しい状況下で、連続ボギーの後にイーグルを取ったり、(ボギー直後にバーディーを取る)バウンスバックもあり、本来の攻めのゴルフが見られました。

 4日間を通して2~3メートルのパットをしっかり決めていた印象で、手応えをつかんだ一戦になったと思います。パッティングでは重心を下にしすぎないように立つこと、ショットも状況によって低い球を打つ、絶対に左には行かせないといった意図が伝わってきました。コントロールショットの精度が上がっているように見え、自信になったのではないでしょうか。この経験を生かして後半戦で優勝を目指してほしいと思います。(女子プロゴルファー)

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