前週双子初Vの岩井千怜 馬場咲希の全米女子アマVで「私のが薄れちゃった」と苦笑い


プロアマ戦に出場した岩井千怜は、アマのバーディーに大喜び

プロアマ戦に出場した岩井千怜は、アマのバーディーに大喜び

◆女子プロゴルフツアー CATレディース プロアマ日(18日、神奈川・大箱根CC=6638ヤード、パー72)

 前週、ツアー4組目の双子で初となる優勝を果たしたルーキーの岩井千怜(ちさと、ホンダ)は、9ホールのプロアマ戦で最終調整。大会前の公式リモート会見に臨み、初優勝の反響の大きさと3歳年下のニューヒロインへの驚きなどを語った。

 20歳のツアー初優勝の反響はやはり大きく、祝福のLINEは150件届き、ほぼ全て返信したという。とはいえ、まだツアー本格参戦1年目。毎週のように続く連戦に「優勝の実感はあんまりわいてなくて。あれ、私、優勝したのかなというくらい速くて。もう次の試合が始まっちゃう、余韻にあまり浸っている時間がないというか、過ぎるのが速いです」と笑った。

 それでも家族で帰宅後、食事をともにし、つかの間、優勝の喜びを両親と姉、弟らと分かち合ったという。「(家族からは)『よくやったね』とか言ってもらいました。姉の明愛は『よく頑張ったね、すごいね。私も優勝するから待っててね』と言ってましたね。『うん、2人で頑張ろう』という風な感じで返事をしました」と目を輝かせて明かした。

 そんな中、17歳のアマチュア・馬場咲希(日本ウェルネス高2年)が同じ14日(日本時間15日)、全米女子アマチュア選手権で37年ぶり2人目の日本人優勝の快挙を成し遂げた。「すごいな、というのが一番の感想で。私の優勝がちょっと薄れちゃったな~、という感じですね」と苦笑した。

 今大会は19日の第1ラウンドでは、通算4勝の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)、ツアー2勝の吉田優利(エプソン)と同じ注目組に入った。「今大会ももちろん勝ちたいです。今週もピンを狙っていけるところは狙う。悔いの無いように自分のプレーをするだけです」とうなずいた。

 今大会で父・雄士さんは双子の姉・明愛のキャディーを務める。「父も結構、キャディーをやりたがっていた。そのために筋トレもしていたので。このフィールドに家族で出られるのは、滅多にないことなので、その状況を楽しむのが大きいかと思います」と、仲良し一家一丸で、次なる優勝を追い求めていく。

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