丸山茂樹の長男・ショーン「もったいなかった」デビュー戦は1打届かず予選落ち


1番、息子の丸山奨王(左)を見つめる丸山茂樹(カメラ・今成 良輔)

1番、息子の丸山奨王(左)を見つめる丸山茂樹(カメラ・今成 良輔)

◆男子プロゴルフツアー ▽長嶋茂雄招待セガサミーカップ 第2日(19日、北海道・ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72)

 日米ツアー通算13勝の丸山茂樹の長男で、プロ転向後、ツアー初戦の奨王(ショーン)が31位で出て、2バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの73で回り、通算イーブンパーの65位で1打届かず予選落ちとなった。「初日は悪い中で頑張ったから良かったけど、今日はバックナインが思うようにいかなかったので、もったいなかった。最後の(18番の最終パット)は悔しいです」と唇をかんだ。

 強風下でも、苦手とした初日の雨より「全然良かった」と大一番へ引き締めた。1番のティーショットは父・茂樹に見守られ、フェアウェーに運び、パーでスタートした。7番パー3。7アイアンでピンそば1メートル半につけて最初のバーディーを奪うと、9番は5メートルのバーディーパットを決め、一時は予選通過圏内の3アンダーまで伸ばした。

 だが、10番、11番(いずれもパー4)で落とし穴があった。10番で第1打を引っかけて左に曲げ、2打目も左のバンカーに入れてボギー。11番も同様に第1打を左ラフに曲げた。第2打でグリーン奥に外し、アプローチもミス。痛恨のダブルボギーをたたいた。18番パー5ではリーダーボードを確認し「これでバーディーを取ったら(予選通過圏内に)入れる」と意気込み、飛距離を生かしてグリーン右手前のカラーまで運んだ。しかし、約10メートルからパターで2メートルオーバーさせ、返しのバーディーパットも外した。ガックリした様子で戦いを終えた。

 来季のツアー本格参戦に向け、来季の出場権を懸けた予選会の1次(9月、栃木会場)に登録を済ませている。6月のプロ転向後は2年前に手術した左手首などの治療も施しながら練習を積んでおり、父にも「焦らず、経験、場数を踏んで欲しい」といわれている。ショーンは「失うものは何もない。もっと試合慣れするような練習をしていきたい」と前を向いた。

最新のカテゴリー記事