復帰戦の松山英樹は71で7打差の18位へ後退 BMW選手権第3R


◆米男子プロゴルフツアー プレーオフシリーズ第2戦 BMW選手権 第3日(20日、米デラウェア州ウィルミントンCC=7534ヤード、パー71)

 米ツアー日本人歴代最多8勝で唯一出場の松山英樹(LEXUS)は3打差11位で出て3バーディー、3ボギーの71で回った。首位と7打差の通算5アンダーの18位へと後退した。

 首痛で前週大会を欠場した松山は、ハロルド・バーナー(米国)との2人同組で、ムービングサタデーを回った。1番でフェアウェーからの第2打をグリーン奥に外してボギー発進。2番パー3はグリーン右のラフに第1打を外してボギー。7番パー3も第1打をグリーン左のラフに外してボギーとショットの乱れた序盤は苦しい展開が続いた。9番でグリーン手前花道からの3打目をパターでカップに沈めて、初バーディーを奪って流れを変えた。

 後半は13番パー3で第1打をグリーン奥にオーバーも、2打目のアプローチを直接決めてチップインバーディー。18番パー4は、右ラフ残り132ヤードからの2打目を50センチにつけて伸ばした。前週を首痛で欠場し、この日は得意のアイアンでのパーオン率が44・44%と低迷。それでも、さすがのショートゲームなど総合力で、パープレーにまとめて見せた。

 この日のベストスコア65で回った、昨年の年間王者パトリック・カントレー(米国)が、通算12アンダーの単独首位に浮上した。昨夏の東京五輪金メダルのザンダー・シャウフェレ(米国)、スコット・スターリング(米国)が1打差の2位。13年マスターズ王者のアダム・スコット(オーストラリア)、世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)が2打差の4位で追う。

 今大会は年間ポイント70位まで(出場68人)で争われ、予選落ちはない。9年連続最終戦出場の偉業がかかる松山は、今大会前までの今季積算ポイントランクは15位。今大会後の同ランク上位30人が、最終戦のツアー選手権(25日開幕)に進出する。

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