歌手の鈴木愛理の父・鈴木亨がビッグトーナメントのファンケルC制す


3年ぶりの有観客試合を豪快なドライバーで盛り上げる鈴木亨

3年ぶりの有観客試合を豪快なドライバーで盛り上げる鈴木亨

◆男子プロゴルフシニアツアー ファンケルクラシック 最終日(21日、静岡・裾野CC=6985ヤード、パー72)

 第1日から首位の鈴木亨(ミズノ)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算11アンダーで完全優勝を飾った。昨年のいわさき白露シニア以来、シニアツアー6勝目。歌手、モデル、女優として活躍する長女の鈴木愛理にも負けない存在感を見せた。3打差の2位はタイのタラン・ウィラチャン(SINGHA)。3位は兼本貴司(グリーンバーズGC)。箱根駅伝優勝の青学大駅伝チームに所属する長男・知己(2年)がキャディーを務めた横田真一(ELPA)は36位だった。

 アイドルグループ「キュート」のメンバーからソロの歌手として成長を続ける鈴木愛理に鈴木亨は父の威厳を見せつけた。レギュラーツアー8勝の実績を引っ提げて2016年にシニア入り。18年に3勝を挙げて賞金ランク2位になるなどシニアツアーでも実力を発揮していたが「昨年は右腕にまったく力が入らず、ドライバーが220ヤードしか飛ばなかった」。それでも最終戦のいわさき白露シニアで勝利。勝負強さを見せつけた。

 シニア7年目。「体はボロボロです」と言いながらもレベルの高いプレーを続けている。そして、シニアツアーのビッグトーナメントと呼ばれるファンケルクラシックで初日から首位を譲らない完全優勝を果たした。

 現在、愛娘が歌うアニメソング「ハートはお手上げ」がヒット中。今週のシニアツアーでは全選手が「鈴木亨にお手上げ」だった。

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