8月の全米女子アマチュアゴルフ選手権で日本勢37年ぶり2人目の優勝に輝いた馬場咲希(17)が7日、地元の東京・日野市の市民スポーツ栄誉賞を受賞し、日野市役所で行われた授賞式に出席した。同市によると、東京パラリンピック・バドミントン女子の山崎悠麻に続き、2人目。報道23社、約50人が集まる中、「不思議な感じ。日野市が大好きなのでうれしい」と喜んだ。記念品として「一番好き」という名産のぶどうも贈られ、笑顔がはじけた。
式の前には、1985年の全米女子アマを制した服部道子(54)と快挙後では初対面。フラッグに服部のサインと「世界一のゴルファーに」との直筆メッセージを贈られ「うれしかった」とはにかんだ。全米女子アマを制覇し「(将来の)目標が鮮明になった」と胸を張った。来年に日本のプロテストを受験。合格後は米ツアーに参戦し「メジャー優勝」を目標に歩むという青写真を描いた。
16日開幕の日本ツアー、住友生命レディス東海クラシック(愛知)にアマチュアで推薦出場する。快挙後では国内初戦だ。大きな注目の中、挑む一戦へ「そこを楽しんで、全米女子アマの時のように攻めてピンを狙う、自分のゴルフをしたい」。新星がスターぞろいの女子ツアーで、まずはその力を示す。(宮下 京香)