ショット好調の菅沼選手、傾斜地からでも常に一定のリズム…諸見里しのぶさんが分析


15番ホール、菅沼菜々はティーショットを放つ

15番ホール、菅沼菜々はティーショットを放つ

◆女子プロゴルフツアー ▽今季メジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 第1日(8日、京都・城陽CC=6555ヤード、パー72)

 メジャーでツアー初優勝を目指す菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が8バーディー、1ボギーの65をマークし、7アンダーで単独首位発進を切った。メジャー2連勝に挑む山下美夢有(みゆう、加賀電子)とプロ8年目の種子田香夏(QTnet)の2人が66の6アンダーで1打差2位。大会連覇を狙う稲見萌寧(Rakuten)は68の4アンダーで6位と好位置につけた。2009年大会覇者でツアー通算9勝の諸見里しのぶさんが、好ショットでスコアを作った菅沼のプレーを振り返った。

× × × × × × × ×

 フェアウェーには傾斜があり、砲台グリーンが多く、ショットの距離感を合わせていくのが難しいコースです。その中で菅沼選手は持ち味のショットの正確性を生かし、パットもかみ合って素晴らしいスタートを切りました。14番では奥からチップインでパーセーブ。流れを取り戻し、16、17番のバーディーにもつながったように見えました。スイング時に体の軸が安定していて、傾斜地からでも常に一定のリズムで振れており、ショットの好調さを感じました。

 2位の山下選手を始め、ショットの正確性に加え、繊細な距離を打ち分けるのが得意な選手が上位に来た印象です。2日目以降はラフものびてピン位置も変わり、難易度も上がってきます。まずはフェアウェーをキープし、いい位置からグリーンを狙っていけるかが、メジャー優勝へのカギになってくると思います。(女子プロゴルファー)

最新のカテゴリー記事