畑岡奈紗「全体を通して良かった」今季2勝目へ1差2位と好発進


◆米女子プロゴルフツアー クローガー・クイーンシティ選手権 第1日(8日、米オハイオ州ケンウッドCC=6515ヤード、パー72)

 新規大会が開幕し、第1ラウンドが終了した。今季2勝目を狙う畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が8バーディー、1ボギーの65をマークし、7アンダーで1打差2位と好スタートを切った。64の林希妤(中国)が8アンダーで首位に立った。畑岡はラウンド後、WOWOWのインタビューに応じ「ティーショットもすごく安定していて、チャンスにたくさんつけられて、5~6メートルのバーディーパットも2、3回決まってくれたので、全体を通して良かったと思います」と納得の表情で振り返った。

 ツアールーキーの古江彩佳(富士通)と同組でスタート。4番パー5で第3打をウェッジでピン右手前約2メートル半につけてバーディーを先行させると、7番で約7メートルのパットを沈め、9番は好ショットで約1メートルにつけてバーディーを重ねた。「(好調のパットは)今週のグリーンにも対応できていると思うし、昨日からスピードがだいぶ変わってきてはいるが、ラインとタッチがうまく合わせられている。(開幕前の雨の影響で)下が柔らかいので(ショットでは)少し距離が落ちるかなと思っていたが、キャリーもしっかり出ているし、計算通りできている」。

 風が吹いた後半も勢いは止まらず、11番で約4メートルの上りのフックラインを決めてバーディー。12番も連続で奪い、13番でボギーの後、14番で約2メートル半につけるバーディーですぐにバウンスバック。15番パー5は向かい風の第3打でピン右手前約4メートルの好機につけた。16番まで3連続バーディーで伸ばした。「後半は少し風が出てきたが、それをうまく利用してチャンスにたくさんつけられた。(グリーン上も)後半になるにつれてグリーンのスピードも合わせられたと思うし、いいパットがたくさんあったと思います」と胸を張った。

 前週のダナ・オープンではツアーで自身初の連覇こそ逃したが、7位に入り、好調を維持してきた。4月のDIOインプラントLAオープンに続く、今季2勝目を狙う。2日目以降の戦いへ「明日は(地面が)より乾いてきてフェアウェーは少し(球が)転がるかなと思うので、(コース)マネジメントであったり、(パットでは)グリーンのスピードもしっかり合わせていけたらと思います」と闘志を燃やした。

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