畑岡奈紗、我慢貫きV圏内をキープ 決勝Rは「上だけを見て」


◆米女子プロゴルフツアー クローガー・クイーンシティ選手権 第2日(9日、米オハイオ州ケンウッドCC=6515ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、1打差2位から出た畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が2バーディー、ボギーなしの70と粘り、通算9アンダー。4打差6位に後退したが、“V圏内”で決勝ラウンドに進んだ。ラウンド後WOWOWのインタビューに応じ「ノーボギーではあったけど、たくさんチャンスもあった。午後(スタート)でグリーンも硬くなり、ウェッジでも6ヤードぐらい転がったり、読みにくいラインについて、それがうまく決められなかったなと思います」と好調を維持しているだけに、やや悔しげな表情を見せた。

 初日より地面が乾き、グリーン上の球の転がりも速くなった中で、我慢のプレーで好位置を維持した。10番から出て、12番、13番で約3メートル、14番もショットで約4メートルのチャンスにつけたが、いずれもカップをわずかに外れ、パー。16番パー4で右ラフからの第2打をピン右手前約2メートルにつけ、下りのパットを沈めてようやく初バーディーを奪った。「ずっといいパットをしていて、少しの読み違いだけだったので、パットは自信を持って打てていた」と振り返った。

 後半も耐える局面が続き、4番パー5で第3打をウェッジでピン右奥約2・5メートルにつけてようやく2つ目のバーディーがきた。好調のショットでは「昨日に比べてティーショットで少し右にミスすることが多かったので、そういったところは修正が必要だが、距離もすごく出ている。明日以降もそれを生かしたプレーができたら」と手応えを口にする。4打差を追う決勝ラウンドへ「なかなか伸ばせなかったけど、ショットもパッティングもそこまで悪くはなかった。上だけ見て頑張りたい」と今季2勝目へ、闘志を燃やした。

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