中島啓太“ガチガチ”プロデビュー「心臓バクバク。ボール揺れて見えた」3アンダー発進 第1日終了


2番、ティーショットを放つ中島啓太(カメラ・馬場 秀則)

2番、ティーショットを放つ中島啓太(カメラ・馬場 秀則)

◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(22日、兵庫・小野東洋GC=7113ヤード、パー72)

 第1ラウンドが終了した。今月12日にプロ転向を宣言し、今大会でプロデビュー戦を迎えたアマチュア世界一の中島啓太(フリー)は3バーディー、ボギーなしの69で回り、3アンダーの19位で初日を終えた。

 午後スタート組の中島は、出だしの1番を振り返り「メチャクチャ緊張して(ティーショットを)ダフりかけた。バックスイングしている時は、ボールが揺れて見えたというか。それくらい心臓がバクバクしていて、なかなか普段通りにやるということが難しかった」と苦笑いした。その後も「メモを見ていても震えているのが分かったし、その緊張もあって、ちょっと落ち着かなかったのかなと思う」と前半9ホールはイーブンパープレーと我慢の内容が続いた。

 後半2ホール目の11番で“プロ初バーディー”。14、15番も連続奪取で伸ばしたが、普段の感覚に戻ったのは「17、18番くらい」。それでもボギーなしと、自力を示した。昨年のこの大会では1973年のツアー制施行後で石川遼、松山英樹らに続く史上5人目のアマチュアVを達成。ツアー史上初のアマ&プロでの同一大会連覇に向けて、2日目以降の浮上を狙う。

 桂川有人(国際スポーツ振興協会)、今平周吾(ダイヤ)がともに7アンダー、ボギーなしの65で回り、7アンダーで首位。石川遼(カシオ)は6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70で回り、2アンダー36位からのスタートとなった。

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