馬場咲希、2023年はオーストラリアから始動も 勝負の年へさらなる成長を期す


馬場咲希

馬場咲希

◆女子ゴルフ 栃木国体 最終日(7日、塩原CC)

 東京都代表で初出場した馬場咲希(17)=代々木高2年=が72にまとめ、男女通じて初となる東京女子チームの団体戦優勝に貢献した。ショットが曲がり、大雨の悪条件に苦しんだ中、3バーディー、3ボギーで通算2アンダーで個人戦はチーム最高の4位タイ。同学年の仲良し3人でつかんだタイトルに「うれしすぎる」と声を弾ませ、次週からの国内ツアー初の連戦へ弾みをつけた。

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 馬場が2023年をオーストラリアで始動する可能性が出ていることが7日、分かった。来年1月10~13日に同国のニューサウスウェールズ州で行われるオーストラリア男女アマチュア選手権に日本ゴルフ協会のナショナルチーム(アマ日本代表)として派遣されることが有力となった。

 11月にアジア太平洋女子アマ(3~6日、タイ)を控え、12月中旬にはナショナルチームの宮崎合宿を予定。来年は年明けすぐにオーストラリアへ出国し、現地で年末の合宿内容を踏まえ、技術向上や課題克服に取り組む計画があるという。8月の全米女子アマで世界の頂点に立ち、今秋の日本ツアーで貴重な経験を積む馬場にとって、重要な国際経験の機会になりそうだ。

 この夏に新星として現れ、勢いを持ったまま突入する来年は勝負の年となる。全米女子アマVで得た海外メジャー4大会と来春のオーガスタ女子アマの出場権を持ち、高3の秋には日本の最終プロテストが控えるなど多忙な日程が予想される中、さらなる成長を期す。

 オーストラリア男女アマは4日間72ホールのストロークプレーで争われる(予選カットあり)。日本女子オープンでローアマ獲得(11位)など、躍進する17歳は温暖な南半球から幕を開ける。

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