西村優菜が米女子ツアー挑戦へ 12月の最終予選会 日本勢では勝みなみに続き2人目


西村優菜

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 国内女子ゴルフツアーで通算6勝の西村優菜(22)=スターツ=が、来季の米女子ツアー出場権を懸けた12月の最終予選会に挑戦する見通しであることが11日、複数の関係者の話で分かった。エントリー期限の米国時間11日(日本時間12日)を前に決意を固めたとみられる。

 同予選会は8ラウンド144ホールで行われ、45位までが出場資格を得られる。西村は8月の世界ランク75位以内の資格により、2次予選会(10月)が免除され最終からとなる。日本勢では、既に9月の段階で登録を済ませている勝みなみ(24)=明治安田生命=に続き2人目となりそうだ。

 今季は6月のニチレイレディスと7月のニッポンハムレディスで国内ツアー2勝を挙げ、海外メジャーには3度(通算で4度)の出場。15位だった7月のエビアン選手権(フランス)では4日間のうち60台を3度マークし上位と争うなど健闘した。西村はかねてから海外志向が強く、アマチュア時代には日本代表として戦い、18年アジア太平洋女子アマ2位などの実績がある。

 所属事務所はこの日、スポーツ報知の取材に対し、「何もお答えすることはできません。本人の口から公表します」と説明した。西村は海外メジャー制覇をゴルフ人生の目標と明かしており、世界最高峰の舞台での活躍を描いている。

 ◆米女子ツアーの最終予選会(QT) 12月1~4日、同8~11日に米アラバマ州の2コースで開催され、計8ラウンドの長丁場の戦い。45位以上が来季レギュラーツアーの出場権を得られ、通過順で優先順位が決まる。昨年は古江彩佳が7位、渋野日向子が20位で通過し、ツアーメンバーとなった。

  ◆西村 優菜(にしむら・ゆな)2000年8月4日、大阪・堺市生まれ。22歳。5歳からゴルフを始め、大商大高1年時にツアーデビュー戦の16年日本女子オープンで6位。19年11月のプロテストに合格。得意クラブは9アイアン。ツアー通算6勝。憧れの選手は田仁智(韓国)。150センチ、50キロ。家族は両親、姉、弟。

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