松山、40位で連覇ならず「全くかすりもしないところで回っていたので残念」…ZOZOチャンピオンシップ最終日


18番をバーディーで締めギャラリーの歓声に応える松山英樹。通算3アンダーで大会を終えた(カメラ・今西  淳)

18番をバーディーで締めギャラリーの歓声に応える松山英樹。通算3アンダーで大会を終えた(カメラ・今西 淳)

◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ 最終日(16日、千葉・アコーディア習志野CC=7079ヤード、パー70)

 31位から出た昨年覇者の松山英樹(LEXUS)は2バーディー、3ボギーの71と伸ばせず、通算3アンダーの40位で大会を終えた。「優勝以外は求められていなかったと思うんですけど、全くかすりもしないところで回っていたので残念でした」。悔しさを押し殺した。

 ショット、パットともに精彩を欠いた最終日だったが、最後はバーディーで締めてみせた。18番パー5。左林からの第2打は、果敢にグリーンを狙った。グリーン右手前まで運ぶと、5メートルを沈めた。「やっと、タッチと、ラインと、自分の思ったストロークができた。たくさんのギャラリーが見ているところでバーディーで終われてよかった」。ギャラリーの笑顔が、何よりもうれしかった。

 スタートの1番で2メートルのチャンスにつけるも決めきれなかった。「1番からミスをしてしまったので、次のいいパッティングを探すのがすごく大変だった。その間にショットも曲がり始めてしまって、スコアを作ることができなかった」。グリーン上で苦しんだ4日間だったが、この日はティーショットをフェアウェーへ運んだのは13ホール中3ホールのみだった。

 最終組より2時間早い、優勝争いから離れたスタートだったが、この日も多くのギャラリーを引き連れた。「これだけよくないゴルフでも最後まで声援を送ってくれた。すごいうれしかったし、またアメリカで頑張りたい」。連覇こそならなかったが、ファンの期待に応えようと全力は尽くした。次戦は20日開幕のCJカップ(サウスカロライナ)に出場予定。年内は米ツアーに専念する。

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