蝉川泰果、アマ最終戦個人“MVP”で有終の美も「団体戦優勝で恩返ししたかった」東北福祉大は準V


東北福祉大4年の蝉川泰果(左)は常陸宮杯大学選手権の最終日に臨み、団体戦で準優勝。個人ではスコア1位で大会MVPに輝いた

東北福祉大4年の蝉川泰果(左)は常陸宮杯大学選手権の最終日に臨み、団体戦で準優勝。個人ではスコア1位で大会MVPに輝いた

 ゴルフの常陸宮杯全日本大学選手権の最終日が28日、石川・片山津ゴルフ倶楽部西コース(6695ヤード、パー70)で行われた。日本オープンでアマチュアとして95年ぶり2人目の優勝&アマ初のツアー2勝目を挙げた蝉川泰果(たいが、東北福祉大4年)が10バーディー、1ボギーの61で回り、9アンダーをマーク。4日間の通算268は個人トップスコアで、最優秀選手を受賞した。

 今大会にアマチュア最後の試合として臨んだ。初日は76と出遅れたが、2日目以降に65→66と修正し、最終日は圧巻のスコアでフィニッシュした。個人トップで“有終の美”を飾った形だが、1チーム5人中上位4人の合計スコアで争う大会で、日大に8ストローク差の準優勝。東北福祉大の主将として「すごくいいプレーをできて、いい賞を取れたが、やっぱり団体戦を取りたかった。負けて悔しい。団体戦で優勝して、監督やコーチ、育てて下さった方に恩返しをしたかった」と笑顔はなかった。

 ラウンド終了後には、同大ゴルフ部の阿部靖彦監督とともに、日本学生ゴルフ連盟に退会届を提出。「次の試合は絶対に勝つという気持ち」と力強く発した。

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