中島啓太、通算10アンダーでプロ転向後初の首位!「周りのスコアを確認しながら戦いたい」冷静にV挑む


中島啓太

中島啓太

◆男子プロゴルフツアー 平和PGM選手権 第2日(28日、茨城・PGM石岡GC=7039ヤード、パー70)

 第2ラウンド(R)が行われ、9位で出た中島啓太(22)=フリー=が7バーディー、1ボギーの64をマークし通算10アンダーで、この日のベストスコア63を記録したブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)と並んで9月のプロ転向後初の首位に浮上した。アマチュアだった昨年にパナソニックオープンを制した大器が、プロ初の頂点をかけて決勝Rを戦う。

 コース内のリーダーボードに目をやりながら、中島はスイッチを入れた。「トップから離れないように。上にいるのが(星野)陸也さんなので。離されちゃうと追いつけない」。3つ伸ばして折り返すと、後半3番から3連続バーディー。7番で左ラフからの120ヤードの第2打を30センチにピタリと止め、首位を捉えた。

 9月のプロ転向後、米ツアーのZOZOチャンピオンシップは日本勢最高の12位と健闘も、国内ツアーは3戦で48、26、28位。ここに来て本来の姿を取り戻しつつある。「内容は昨日より全然良くなっている。自分のスコアと周りのスコアを確認しながら戦いたい」と冷静そのもの。

 アマチュアで制した昨年のパナソニックオープンは4位からの逆転だった。プロ転向後、トップに立つのは初めて。追うも逃げるも「どっちでも大丈夫。どっちも好き」。スーパールーキーは頼もしい。(高木 恵)

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