西村優菜「必死」食らいつき4位浮上 予選会経ず米ツアー出場権へ 過去に6打差逆転も


3番、ティーショットを放つ西村優菜。この日は5アンダー、トータル10アンダーで4位タイに浮上した(カメラ・渡辺 了文)

3番、ティーショットを放つ西村優菜。この日は5アンダー、トータル10アンダーで4位タイに浮上した(カメラ・渡辺 了文)

◆全米女子プロゴルフ協会公式戦 TOTOジャパンクラシック 第3日(5日、滋賀・瀬田GC北C=6616ヤード、パー72)

 首位と5打差の14位から出た西村優菜(スターツ)が6バーディー、1ボギーの67をマークし、通算10アンダーで4打差の4位に浮上した。17番で3メートル、18番はピン奥から3メートルの下りのパットを決めきり、連続バーディー締め。安どの表情で上がってきて「最終日をいい位置で迎えられるように必死でプレーしていました。3日目を終えて、それをクリアできたことはすごく良かったなと思います」。

 12月の米女子ツアーの来季出場権を懸けた最終予選会(米国)に参戦を表明している。3年ぶりに日米共催で行われる今大会で米女子ツアー初優勝を挙げれば、同ツアーの出場資格を得られるだけに、「チャンス」と捉えている。また、世界ランク1位のアタヤ・ティティクル(タイ)ら世界トップ選手が出場しており、「頑張りたい試合」と気持ちが入る。

 これまで日本ツアーで6勝を挙げ、20年の樋口久子・三菱電機レディスでは6打差3位から逆転でツアー初優勝を飾っている。昨年の住友生命レディス 東海クラシックでは5打差15位からまくっており、4打差4位は西村にとって“射程圏内”だ。「(上位は)トッププレーヤーばかりなので、いつも以上に差は感じると思う。下から追い上げていくためにはとにかく一生懸命に自分が伸ばしていかなければチャンスはない。60台に向けて頑張れれば」と闘志を見せた。

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