上田桃子、完全Vならず5位「腹をくくってできなかった」


1番、バーディーパットを沈め、ギャラリーの歓声にこたえる上田桃子(カメラ・渡辺 了文)

1番、バーディーパットを沈め、ギャラリーの歓声にこたえる上田桃子(カメラ・渡辺 了文)

◆全米女子プロゴルフ協会公式戦 ▽TOTOジャパンクラシック 最終日(6日、滋賀・瀬田GC北C=6616ヤード、パー72)

 単独首位から完全優勝を狙った上田桃子(ZOZO)は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74と伸ばせず、通算12アンダーで5位に終わった。「思うように体が動いてくれなかった。自信を持ってできなかった。腹をくくってできなかったのは自分の弱い部分だと思います」と悔しさをにじませながら言葉を振り絞った。

 1番で約4メートル半のバーディーパットを決めて、いきなりリードを広げた。だが、5番で約80センチのパーパットが決まらず、ボギー。左ドッグレッグの7番パー4は左の崖の下からの第2打をピンそば約1・5メートルにつけるスーパーショットで沸かせたが、パットが決まらず、バーディーを取りこぼした。「6番、7番、8番…全部バーディーを取れた。パターが入らなかった」。

 前半をイーブンで折り返すと、11番パー4でバンカーからの3打目がミスショットとなり、大きくオーバーし、逆サイドのバンカーへ。痛恨のダブルボギーを喫した。バックナインで計2つスコアを落とした。「ゴルフは何があるか分からないので、もう少し食らいついていけていれば…。(ライバルに)楽にゴルフをさせてしまった。最終日のバックナインでオーバーパーを打っているのでは、絶対に勝てない」と話した。

 ジェマ・ドライブラ(英国)が通算20アンダーで米女子ツアー初優勝を飾った。

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