渋野暉璃子がレギュラーツアー初参戦「楽しんでやりたい」 姉・日向子のウェアを着用「サイズちょうどいい」


パットの練習をする渋野暉璃子(カメラ・谷口 健二)

パットの練習をする渋野暉璃子(カメラ・谷口 健二)

◆女子プロゴルフツアー ▽大王製紙エリエールレディス 16日、プロアマ日(17~20日、愛媛・エリエールGC=6575ヤード、パー71)

 2019年大会を制した渋野日向子の妹で、アマチュアの暉璃子(きりこ、明大2年)が今大会でレギュラーツアー初出場を果たす。16日は会場で約2時間、パット練習を行い、バンカーショットも確かめた。9月に地元・岡山で行われた下部のステップアップツアー、山陽新聞レディースに続き、国内ツアーに参戦し、ピリついた雰囲気を感じつつ「ちょっと緊張しているけど、楽しんでやれたらいいなと思います」と気持ちを高めた。

 明大文学部に通う2年生の19歳で、ドライバーの平均で「240~250ヤード」と飛距離が武器。8月にはインドネシアで行われた新規招待試合「シモーネ・アジアパシフィックカップ」に日向子とともにプロの試合に初参戦。「姉と一緒に出られて、緊張感とかネガティブな感情をそんなに持たずに、楽しく回れたのは良かった」とうなずく。将来的なプロの道への思いを強くしたという。

 15日は同週に米女子ツアーの最終戦に出場する姉・日向子の24歳の誕生日。姉妹のやり取りは「家族のグループLINEに『おめでとう』と送ったら、『ありがとう』って。(アドバイスも)特に…」と笑って首をかしげる。それでも日向子からレギュラーツアーデビューに向け「寒いよ~」と言われ、今回は白のウェアを貸してもらい「サイズがちょうどいいので良かった」と感謝した。

 ゴルフを始めたきっかけでもある4学年上の姉に続き、トッププロが集う大舞台に向かう。目標は「予選通過」と暉璃子は言葉に力を込めた。シモーネ・アジアパシフィックカップで姉が「私より飛ぶ」と太鼓判を押す迫力のあるスイングを持って、難コースに挑む。

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