◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第1日(17日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)
賞金ランク2位で、トップの比嘉一貴(27)=フリー=を約4000万円差で追うツアー通算6勝の星野陸也(26)=興和=が、7バーディー、2ボギーの66で回り、5アンダーで首位と1打差の3位と好発進。前週大会でプレーオフで敗れた悔しさを晴らし、ホストプロが逆転賞金王を狙う。ツアー初優勝を目指す佐藤大平(29)=クリヤマHD=ら2人が65で首位。
星野は出だしの10番でボギーをたたいたが、11番でバーディーを取り返し、勢いに乗った。25パットとグリーン上が好調で、スコアは66。1打差3位発進に「パットが入って救われた」と笑みを浮かべた。
10月にようやく今季初勝利を挙げ、終盤戦へ調子を上げる。前週は、石川遼にプレーオフで敗れ2位。「遼さんのいざという時のショットはすごいな」と勝者をたたえながらも「悔しくて寝られなかった」と話すほど。ホスト大会の今週は「先週のリベンジができたらいい。優勝したい」と意気込んだ。
賞金ランク首位の比嘉とは3991万円差に迫り、残り3戦は全て優勝賞金4000万円だ。「歴代のすごい方たちが(賞金王を)取っている。自分も名前を残せたら」と初タイトルへ思いは強い。宮崎では「地鶏やチキン南蛮、食べ物が楽しみでリラックスできている」。パワーをつけて、攻めのプレーで賞金王争いを盛り上げる。(岩原 正幸)