有村智恵「やり切れた」とすがすがしく…1打及ばず予選落ちで来季シード逃す


有村智恵

有村智恵

◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス 第2日(18日、愛媛・エリエールGC=6575ヤード、パー71)

 来季ツアー出場権を巡る最終戦。ツアー通算14勝の有村智恵(フリー)は3バーディー、5ボギーの73と伸ばせず、通算イーブンパー53位でカットラインに1打及ばず予選落ち。メルセデス・ランク(MR)56位から最終戦で逆転シードを目指したが、同50位以内が得られるシード権、同55位以内の来季前半戦出場権も逃すことが確定した。「ショットもパットも両方悪かった。最後の最後にこうなるか…」と言葉を振り絞った。

 09年、11年、12年に賞金ランク3位に入った実力者。11年スタンレーレディス第1ラウンドでは、アルバトロスとホールインワンを達成。2013~16年途中までは米国でプレーしたが、国内復帰後、18年から3季連続でシード権を獲得した。今季は首、腰、足などの痛みに悩まされていた。34歳は「これまでは明日に向け、これってものをつかむまで練習していたけど、(思うように)できなかった。そういうところでメンタル的にコントロールもできなかった」と苦しいシーズンを振り返った。

 今後に向けては「ちょっとゆっくりして考えます。まだ決め切れていない部分があるので、いろんな人たちと話をしてゆっくり考えて、決めたいなと思います」と語るにとどめた。そして少し背筋を伸ばすと「めちゃめちゃ、やり切れたなと思います」と言って、すがすがしい表情も見せていた。

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