ランク52位の河本結「フルシードを取りたい」…地元の応援を胸に34位で決勝Rへ


3番、ティーショットを放河本結(カメラ・谷口 健二)

3番、ティーショットを放河本結(カメラ・谷口 健二)

◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス 第2日(18日、愛媛・エリエールGC=6575ヤード、パー71)

 来季の“職場”を巡る最終戦。ツアー1勝で活躍度を示すメルセデス・ランク(MR)52位の河本結(リコー)は3バーディー、2ボギーの70で回り、通算2アンダーの34位で決勝ラウンドに進んだ。「最低限のことはできている。あとの2日間につなげないと全てがチャラになると思っていた中で、今日はよく耐えたと思います」とうなずいた。

 前半は2番パー4でフェアウェーから約2メートルにつけながら、パットでバーディーを取りこぼすなど「タッチとラインが合わなかった」とスコアを伸ばすことはできなかった。それでもパープレーで耐えていると、11番で7メートルのバーディーパットが決まり、少しずつ流れを引き寄せ、“ムービングサタデー”に向け、下地を作った。

 現在MR52位で、同55位以内の来季前半戦出場権の“圏内”につける。同50位以内のフルシード獲得に向けては今大会で単独24位以上が最低条件だ。もちろん今季のツアー優勝者など出場者数が40人に限られる、次週の今季最終戦のメジャー、JLPGAツアー選手権リコー杯(宮崎)への出場も諦めていない。「前半シードとフルシードは違う。フルシードを取りたい。そのためにバーディーを量産するゴルフをしないといけない。もっともっと上にいける。自分を信じて、背中を押しながらやっていけたら」と決意。地元の愛媛・松山市のファンからの多くの応援を力に変え、目標に突き進む。

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