大槻智春、44位から首位に急浮上 パット絶好調「タッチが良く、読みも合った」この日ベストスコアの63


18番、大槻智春はティーショットを放つ(カメラ・岩田 大補)

18番、大槻智春はティーショットを放つ(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第2日(18日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)

 ツアー通算2勝の大槻智春(32)=真清創設=が1イーグル、6バーディー、ボギーなし、この日ベストスコアの63で通算9アンダーに伸ばして、44位から首位に急浮上した。2年前に3位に敗れた大会で、自身初のシーズン複数回優勝を狙う。68の佐藤大平(29)=クリヤマHD=も首位。賞金ランク1位の比嘉一貴(27)=フリー=が8アンダー3位に上昇した。

 スタート前に「普通に予選通過できたら」と考えていたという大槻はパットが絶好調で、63をマーク。後半の7番で6メートルのイーグルなど、計22パットで「タッチが良く、読みも合った」。44位から一気にゴボウ抜きして首位に立った。

 9月に3年ぶり2勝目も、以降は振るわず「ずっと悩みながら」のプレーだった。エースパターは決めずに「自分の感覚に近く、毎週のグリーンに合うパターを選んでいる」。今年だけで約10本を試す中、先週2日目から投入したピン型がはまった。「来週はまた違うのになっているかな」と笑わせ、道具の変更で気分転換もしているという。

 20年大会は首位で最終日を迎えたが3位。「悔しさはある」。初のシーズン複数回Vへ「年間2勝できたら(世界ランクで海外など)選択肢も広がる」と意欲を示した。(岩原 正幸)

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