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6番、稲見萌寧(左)と話しながらセカンド地点へ向かう渋野日向子 (カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー今季最終戦 メジャー▽JLPGAツアー選手権リコー杯 第2日(24日、宮崎・宮崎CC=6487ヤード、パー72 報知新聞社後援)
3打差10位から出た渋野日向子(サントリー)は3バーディー、3ボギーのイーブンパーでスコアを伸ばせず、通算3アンダーの17位に後退した。
渋野は、初日同様にボギーが先行した。出だし1番で3パットのボギーをたたくと3、6番でもボギー。スコアを3つ落とし、厳しい序盤となった。7番で3メートルを沈め、この日最初のバーディー。その後、9、10番で連続奪取してイーブンに戻して波に乗りかけたが、その後はパーセーブに終始して終えた。
渋野は「スタートから昨日と同じようなミスをしてしまい、その後ズルズル引きずってしまったのはすごい悔しかったです。10番の時点で全部取り返せたことに関してはよかったし、その後もチャンスにつけることができたというのは良かったけど、それを外してしまったのがすごい残念です」と、表情はさえなかった。スコアを伸ばせなかった技術的な部分に関しては「途中まではショットが残念な感じもありながらパットが入ってくれて、段々ショットが良くなってきてからはパットが入らなくなってきて。結局、バランスが良くなかったですね」と振り返った。
今季は主戦場とした米女子ツアーで優勝がなく、ここまで3戦した国内ツアーでも未勝利。先週で米ツアーは最終戦を終えたが、今大会が正真正銘の2022年ラストゲームだ。この日も、多くのギャラリーが声援を送っただけに、渋野は「あまりいいプレーをできず、自分も下を向くことが多かったので、すごい申し訳ないなあという気持ちは多いんですけど、その中でもたくさん応援していただいて、それで7番とかのバーディになったと思います。本当に最後までついてきてくれたギャラリーさんには感謝したいです」と頭を下げた。残り2日へ向けて、「今日は落としはせんかったけど、やっぱり伸ばしたかった1日。トップとはかなり差が開いてしまったけど、行けるところまで行きたいなと思います」と全力プレーを誓った。