渋野日向子“好チャージ締め”も「悔しい1年」「自信を失っている状態」国内女子ゴルフ今季最終戦


1番、笑顔でスタートする渋野日向子 (カメラ・豊田 秀一)

1番、笑顔でスタートする渋野日向子 (カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー今季最終戦 メジャー▽JLPGAツアー選手権リコー杯 最終日(27日、宮崎・宮崎CC=6487ヤード、パー72 報知新聞社後援)

 12打差23位から出た渋野日向子(サントリー)が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算7アンダーに伸ばしてホールアウトした。初日69発進から72→74とスコアを落としてきたが、晴天の週末で多くのファンが見守った今季最終ラウンドで好プレーを披露した。

 渋野は前半を4バーディー、ボギーなしで折り返すと、後半も11、13、16番でバーディーを重ねてギャラリーを盛り上げた。しかし、最終18番でボギー締めとなり、ホールアウト後の第一声は「良かったもんが、全て飛んでいって、マジでイライラしかないですね」と苦笑いした。

 4日間を振り返り、「全てが良くて、いいスコアを出せたという発言は自信を持ってできないから、まあ運が良かったとか、そういうのかなと思います」とスッキリとは終われなかった様子。具体的な技術面としては、「今週はドライバーは比較的、よく飛んでいましたね。でもユーティリティーだったり、ドライバー以下は本当に安定感がないので。ユーティリティーはまだ今週良かったけど、まだ何でそこからそのミスをするのっていうのが多かったり、ウェッジも引っかけてしまうミスが多かったりで。本当に悔しいミスが多すぎるので、このオフに頑張りたいです」と顔を上げた。

 今季は主戦場とした米女子ツアー、さらに国内4戦を含めて未勝利に終わった。この1年について、「今年は後半の失速に…スタートダッシュが良かったぶん、気持ち的にも段段下がっていってしまったというか。ゴルフの調子と気持ちが並行して落ちていってしまったのが、すごくもったいない1年だったというか、悔しい1年だったと感じます。ほぼ自信を失っている状態なので、自分に自信を持って試合に臨めるように来年は準備したいです。高い壁があるとは思うけど、基本的に1年間、自分を信じてできるように頑張りたいです」と反省とともに、成長を誓った。

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