
プレーオフを制し、今季5勝目を飾った山下美夢有 (カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー今季最終戦 メジャー▽JLPGAツアー選手権リコー杯 最終日(27日、宮崎・宮崎CC=6487ヤード、パー72 報知新聞社後援)
最終ラウンドが行われ、年間女王の山下美夢有が通算15アンダーで首位に並んだ勝みなみとのプレーオフを制し、西郷真央に並ぶ今季最多の5勝目を飾った。5月のワールドレディスサロンパスカップに続く、今季メジャー2冠を達成。18番パー4でのプレーオフで第2打でグリーンを捉え、ピン奥から約5メートルのバーディーパットを決めきり、右拳を握った。首位で出た最終日は70で回り、日本選手初の年間平均ストローク60台の記録を樹立。最多年間獲得賞金でも、15年のイ・ボミ(2億3049万円)を上回った。
勝みなみはプレーオフの第2打でグリーンを捉えられず、カラーからの第3打が外れて2位となった。
山下は表彰式の優勝スピーチで「たくさんの応援、本当にありがとうございました。来年もこの舞台に戻ってこられるように日々、努力を重ねて頑張っていこうと思います。最後になりますが、こうして1年間戦ってこられたのは本当に皆様の応援のおかげですし、もっともっと人間性も技術も成長できるように来年も頑張っていこうと思います」