小平智 首位発進も17番痛恨ボギーで陥落 闘病中の父来場もV届けられず「悔しい」


6番、グリーンに向かってバンカーショットを放つ小平智(カメラ・竜田 卓)

6番、グリーンに向かってバンカーショットを放つ小平智(カメラ・竜田 卓)

◆報知新聞社主催 国内男子プロゴルフツアー 今季最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ 最終日(4日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 4打差5位で出た昨年覇者・谷原秀人(44)=国際スポーツ振興協会=が5バーディー、ボギーなしのこの日ベストに並ぶ65をマークし、通算12アンダーで逆転優勝した。

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 首位で出た2018年大会覇者の小平智(33)=Admiral=は2バーディー、3ボギーの71と伸ばせず、通算10アンダーの5位に終わった。「17番が勝敗を分けた。そこまでは優勝争いをできていたが、17番だけ」と悔しさをにじませた。

 30人中20人がバーディー以上だったチャンスホールの17番パー5で、痛恨のボギーを喫した。217ヤードの第2打をグリーン奥のバンカーへ。第3打はグリーンで右に跳ねて奥にこぼれた。「グリーンまわりのバンカーショットが今週初めてで感じをつかめていなかった。ギリギリを狙ったので悔いはない」と振り返った。

 闘病中の父・健一さん(82)が来場し、18番グリーンで見守った。「いいところを見せたかったが、見せられなかった。そこが一番悔しいです」と口にした。9月から参戦した日本ツアーは、ラスト3戦すべてで5位以内に入った。「手応えがあるなかで終われた」という今季の収穫を、来季につなげていく。(高木 恵)

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