ツアー1勝の尾関彩美悠、悔しい12位「今日で20点マイナス」…女子ゴルフ新人戦


10番第1打を放ち、打球の行方を見つめる尾関(カメラ・宮下 京香)

10番第1打を放ち、打球の行方を見つめる尾関(カメラ・宮下 京香)

◆女子プロゴルフ新人戦 加賀電子カップ 最終日(9日、千葉・グレートアイランドC=6482ヤード、パー72)

 最終ラウンドが行われ、3打差4位で出たツアー1勝の尾関彩美悠(フリー)は9番と18番ホール2度、ショットで池につかまるなど2バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの76と伸ばせず、通算2オーバーで21人中12位に終わった。「今日は大変でした。優勝を狙って攻めた結果ではあるのでしょうがないけど…ちょっと悔しい2日間でした」と淡々と振り返った。

 昨年11月の最終プロテストにトップ合格。今年9月の住友生命レディス東海クラシックでツアー初優勝を飾った。ルーキーで今季、レギュラーツアーで優勝を果たしたのは今大会も制したツアー2勝の川崎春花(村田製作所)と尾関の2人だけ。活躍度を示すメルセデス・ランク42位で終えたシーズンを「60点ぐらいです。今日ので20点マイナス…」と語った。

 オフは来年1月から同じ岡山出身の小倉彩愛とともに沖縄で合宿を張る。これまでの人生で「一番長い」と約2か月間、温暖な気候の沖縄で「ショットの精度を高めたい」などと練習漬けの日々を送るつもりだ。また、今季後半戦で「体力面でちょっとしんどいな」と感じたといい、体重を2~3キロ増やし、「1年間もつ、体づくりをしたい」と体力強化も課題に挙げ、「きらい」という走り込みにも励むことを示した。

 プロ2季目の目標は「まずはメルセデス・ランクでトップ10を目指したい」とキャリアハイ掲げる。この日も表彰式を終えた後、コースに居残って、来季の躍進を見据えて練習に励んでいた。

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