日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は21日、都内ホテルで年間表彰式「JLPGAアワード2022」を開催した。
西村優菜(スターツ)は各賞での受賞はならなかったが、今季30試合に出場してニチレイレディス、ニッポンハムレディスでツアー2勝。トップ10入りが13回(7位)で、メルセデス・ランクは5位と活躍した。
国内ツアー終了後の12月には渡米し、米女子プロゴルフの最終予選会(QT)に挑戦した。通算15アンダーの24位として権利を得たが、来季の出場試合数は限られる状況。それでも、表彰式後の会見では「まだどの試合に出るかは確定していないが、プランとしては、最初の何試合かは出場権が厳しいので考えないといけないけど、出場権がおりてきた試合は、出られる試合は向こうで出て頑張ってみようと思います」と米ツアー挑戦を軸にする意向を明かした。
米ツアーの予選会を振り返り、西村は「天候もあったし、コースの状況もあったし、今までのなかで一番タフでした。(結果は)悔しかったけど、向こうへ行くと、そういう戦いを強いられると思うので、つらい経験をして良かったじゃないが、このオフの前にそういう経験をできたのは、ある意味良かったのかなと思います」と気持ちを新たにした様子だ。
来季挑戦への決断についても、「(予選会が)終わったあとは何日間か何も考えられなかったけど、目標である海外メジャー優勝を考えた時に、何が一番成長できるかと考えた結果、向こうで強くなりたい、1年間戦いたい思いになりました。その思いもあってQTに挑戦したので、そこは捨てたらもったいないかなと思いました」と説明し、「リシャッフルの後は何も言えないので状況をみないといけないけど、リシャッフルまでは向こうで頑張ります。開幕あたりは出られないので、そのあたりを日本でどうするかは考えていきたい」と、昨年は5月に行われたリシャッフルの時期までをひとつのメドとした。
今年1年を振り返っては、「複数回優勝と海外メジャー挑戦を掲げてスタートして、どちらもクリアできたので充実した1年だったと思います。大きな挑戦もあり、いろんな気持ちを感じた、すごくいい1年でした」と笑顔を見せた。