勝みなみ
米女子プロゴルフツアーの今季第４戦、ドライブオン選手権は、米アリゾナ州スーパースティションマウンテンＧＣ（パー７２）で２３日（日本時間同日夜）から４日間、行われる。日本ツアー８勝で今季から米国に本格挑戦する勝みなみ（２４）＝明治安田生命＝が、ツアーメンバーとしてのデビュー戦を迎える。いずれもツアー１勝の渋野日向子（２４）＝サントリー＝、古江彩佳（２２）＝富士通＝、笹生優花（２１）＝フリー＝らの活躍にも注目が集まる。
米女子ツアーはアジア２連戦から舞台を再び米本土へと移し、３週ぶりに開催される。昨年末に行われた最終予選会を５位で通過した勝は、今大会が本格デビュー戦となる。「すごく楽しみ。まず（この試合から）５試合を頑張りたい。１年の間に優勝できたら。芝も違うので、少しずつ環境に慣れたい」と新天地への思いを語った。
国内ツアーでは既に今年３戦し、明治安田生命レディスでは６位に入った。前週、地元・鹿児島でのＴポイント×ＥＮＥＯＳ（１６位）後は「５０～６０ヤードのショットも感覚をつかめてきて、自信を持って米国に行ける」と手応えを口にした。「その後のリランキングで１年間戦えるように」と、当面は前半戦のリランキング期限となる５月１１日開幕のコグニザント・ファウンダーズ・カップまで全力を尽くす覚悟だ。
勝と同じ１９９８年度生まれの“黄金世代”・渋野は、米ツアー本格参戦２年目となる今季を２７位（タイ）、３３位（シンガポール）の成績で滑り出した。オフからスイング改造に取り組んでおり、前戦後はショット面での反省を口にした。「２週（間隔が）あくので、しっかり練習して良い状態で臨みたい」と前向きだ。
古江はスポット参戦した２週前の日本ツアーで３位、笹生は前週出場した国内で最終日に６６をマークして２位と、ともに好調のまま米ツアーへと復帰。古江は「しっかり楽しむことを忘れず、上位に入る回数を増やしたい」とほほ笑んだ。