◆女子プロゴルフツアー アクサレディス宮崎 第2日(25日、宮崎・UMKCC=6565ヤード、パー72)
12位からスタートした比嘉真美子(29)=TOYO TIRE=が1イーグル、5バーディー、2ボギーの67で回り、通算8アンダーで首位と1打差の2位に浮上した。昨季は絶不調に陥り、出場33試合で29回も予選落ち。ツアー5勝を誇る実力者が4年ぶりの復活Vを目指す。昨季、メジャーを含む2勝を挙げた川崎春花(19)=村田製作所=が通算9アンダーで首位。地元の宮崎出身の山内日菜子(26)=ライク=が比嘉とともに2位。
昨年、比嘉はどん底にいた。出場33戦で予選落ちが29回、失格と棄権が各1回。決勝R進出は2回だけ。獲得賞金は70万7000円(146位)。ポイントランク142位で6年ぶりにシード権を逃した。「スタート前、18ホールを回れるかと思う時もあった。ショットは左にも右にも曲がってOBもたくさん出た。新しい一日が始まってほしくないと思っていました」
それでも、ゴルフから逃げなかった。「悪い中でも自分と向き合った。年齢に合ったトレーニング、ストレッチに見直した」とオフに鍛え直し、今季を迎えた。出場が限られる中、開幕戦で24位、先週は52位。今週は2位で最終日を迎える。「優勝は簡単ではないが、勝てないこともない。今年は少しワクワクする気持ちが戻ってきた」。19年3月のダイキンオーキッドレディス以来となる復活Vに挑む。(竹内 達朗)