15年大会覇者・渡辺彩香は67で7年ぶりの地元Vへ4差3位浮上 「地元でもう一回勝つのを目標に頑張りたい」


15番でバンカーショットを放つ渡辺彩香(カメラ・今西  淳)

15番でバンカーショットを放つ渡辺彩香(カメラ・今西 淳)

◆日本女子プロゴルフツアー ヤマハレディース 第2日(31日、静岡・葛城GC山名C=6480ヤード、パー72)

 ツアー5勝の渡辺彩香(大東建託)は22位スタートで1イーグル、5バーディー、2ボギーの67をマーク。通算6アンダーで首位と4打差の3位へと浮上した。

 ジュニア時代から幾度もラウンドした愛着あるコースで、ツアー屈指の飛ばし屋がV戦線に顔を出した。「グリーンの傾斜はよく覚えていて、どこに乗せたらいいかとかもわかるので、プラスに働いていますね」と地の利を口にした。

 この日はショットが好調で2、3、4番とピン側につけて3連続バーディー。圧巻は最終18番パー5。残り205ヤードから3ユーティリティーを豪快に振り抜くと、ピン手前2Mへ。イーグル締めで、熱海市から応援に訪れた両親と夫を喜ばせた。

 「すごく良いショットでした。距離も出てうまく転がってくれて良かったです」とうなずいた。同組の同じ飛ばし屋の穴井詩、大里桃子に触発され、伸ばし合いを演じた。「ここはグリーンの傾斜が強いし、短いクラブで(2打目以降を)打てた方が(バーディーを)狙っていきやすい」とロングヒッター有利のコースと認めた。

 前週、刺激を受けた。アクサレディスの表彰式で、ドライビングディスタンス賞を受賞した渡辺は、地元・宮崎で初優勝を成し遂げた山内日菜子の雄姿を間近で見届けた。「山内さんが勝って、地元の方々がすごい喜んでいるのを感じた。私も地元でもう一回勝つのを目標に頑張りたい」と、15年大会以来7年ぶり2度目の大会制覇を誓った。

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