松山英樹は後輩・比嘉一貴と連日の練習ラウンド “水切りショット”は失敗もギャラリー沸かす


15番グリーン上で話す松山英樹(左)と比嘉一貴(カメラ・岩原 正幸)

15番グリーン上で話す松山英樹(左)と比嘉一貴(カメラ・岩原 正幸)

◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 練習日(5日、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7545ヤード、パー72)

 2021年大会で日本男子初のメジャー優勝を果たした、10年連続12度目出場の松山英樹(LEXUS)が、日本ツアー賞金王で特別招待で初出場する比嘉一貴(フリー)とともに10番から9ホールを回った。

 距離が35ヤード伸びた13番パー5(545ヤード)ではフェアウェーからの第2打をピン左約6メートルに運んで2オンに成功した。池越えの名物ホールの16番パー3では、多くのパトロン(観客)が見守る中、それぞれ2球ずつ“水切りショット”に挑戦。惜しくも失敗に終わったが、観衆を盛り上げた。

 前日の4日に9ホールをプレーした練習ラウンドと同様、この日も大学の後輩・比嘉にコースの特徴を教えながら、回った。4月とは思えないほどの暑さの中、最終調整を完了した。前夜は歴代覇者が集うチャンピオンズ・ディナーに出席。22年優勝のスコッティ・シェフラー(米国)がホストを務めた、テキサス州にちなんだ肉または魚のメニューに舌鼓を打った。

 松山は前週のツアー、テキサス・オープンで15位。2週前の世界選手権シリーズ、デルテクノロジーズ・マッチプレーでは1次リーグ途中に首痛のため、今季2度目の棄権となった。4日の練習後は「(首は)大丈夫。ここに元気よく来られたので、そういう意味で良かった」と安どした表情で話していた。

 6日の第1ラウンドは、昨年の全英オープン優勝のキャメロン・スミス(オーストラリア)、任成宰(イム・ソンジェ、韓国)と午前10時54分(日本時間同日午後11時54分)にスタートする。

 比嘉は、17年大会覇者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ミッチェル・キース(米国)と午前9時12分(日本時間午後10時12分)にプレーを開始する。

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